公明と政策協議 みんなの党・渡辺代表(産経新聞)

 みんなの党の渡辺喜美代表は19日の記者会見で、公明党との間で公務員制度改革と道州制導入について政策協議していくことを明らかにした。政策協議は、公明党側が18日に持ちかけたもので、今後は政調会長を窓口に協議していく。公明党は各種世論調査の政党支持率で、みんなの党を下回るケースが増えていることから、政策面での連携を強調して「改革政党」のイメージをアピールし、支持率が回復しない自民党と距離を置く狙いがありそうだ。

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五輪スピード 長島選手に報奨金1000万円…所属の企業(毎日新聞)

 バンクーバー冬季五輪のスピードスケート(男子五百メートル)で銀、銅メダルを獲得した長島圭一郎、加藤条治両選手の所属する中堅電子部品メーカー、日本電産サンキョー(本社・長野県下諏訪町)のスケート部は半世紀以上の歴史を持ち、98年長野冬季五輪の金メダリスト、清水宏保選手らを輩出した名門。前身の三協精機の経営危機で03年にモーター大手の日本電産(本社・京都市)が買収。当時は廃部の瀬戸際に立ったこともあったが、「名門をつぶすな」との日本電産の永守重信社長の意向で存続してきた経緯がある。

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 ◇加藤選手には報奨金600万円

 永守社長は16日、「ハードな練習に耐えた結果で高く評価したい」と両選手の健闘をたたえると共に、「これを機に大幅増員を図るなどグループを挙げてさらなる支援をし、次のソチ五輪ではもっと多くの選手を送り、多数のメダルを獲得したい」とのコメントを発表した。また日本電産グループは、銀メダルの長島選手に1000万円、銅メダルの加藤選手に600万円の報奨金を贈る。そのうち、それぞれの半額分を永守社長がポケットマネーから出す。

 日本電産サンキョーは東証1部上場企業で、日本電産が発行済み株式の約70%を保有する。スケート部は日本電産グループ入り後としては2回目の冬季五輪出場で、メダル獲得は今回が初めて。【岩崎誠】

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秋葉原連続殺傷 弁護側手法に疑問の声 (産経新聞)

 ■証拠採用不同意、証人出廷42人も責任能力触れず

 1月に始まった秋葉原無差別殺傷事件で殺人罪などに問われた加藤智大被告(27)の公判で、弁護側の手法に疑問の声が上がっている。弁護側が被害者など多くの供述調書の証拠採用を不同意としたため、計42人もの証人が出廷せざるを得ない事態になった。“心の傷”を抱える事件関係者にとっては大きな負担になる。また、弁護側は争点に挙げられている責任能力について、冒頭陳述で一切触れなかった。弁護側は「戦術」と説明するが、その意図ははっきりしない。(大泉晋之助)

 2月に行われた第2回と第3回の公判。事件当日、秋葉原を訪れた目撃者の男性2人に対する証人尋問が行われた。

 男性2人はいずれも捜査段階で取り調べに応じており、供述調書も残されている。ただ、弁護側がこの2人を含めたほとんどの供述調書の証拠採用を不同意とした。不同意となった供述調書が裁判官の判断に反映されることはない。このため、事件の様子を第三者の視点から再現する必要性から2人の証人申請をした。

 検察側は、調書の内容に沿って男性2人に質問し、「まるで血の海だった」「(事件の影響で)道路を歩いているときに不安になることがある」などの証言を得た。検察側の尋問時間はそれぞれ約75分と約40分だった。

 これに対し、弁護側の反対尋問は、証人の当日の位置関係などを確認する程度の内容で、それぞれ約10分で終了した。

                   ◇

 弁護士で慶応大の安冨潔教授(刑事訴訟法)は、弁護側の戦術を「関係者の生の声を法廷で伝えたいという意図があるのではないか」と分析。ただ、事件から1年半以上が経過し、「記憶が薄れてきている可能性もあり、法廷でどの程度正しい供述が得られるのか、本当に証人尋問が有効かは未知数だ」と話す。

 ある法曹関係者は「供述調書の証拠採用を拒否したわりには、中身のある反対尋問ができていない。今回の2人の供述調書に同意したとしても、弁護側にマイナスになったとは思えない」と指摘する。

 前代未聞の事件だけに被害者や目撃者にとって精神的負担は大きい。これまでの証人尋問でも目撃者の1人が声を詰まらせ涙する場面があった。検察幹部も「証人には相当な負担の中で、法廷に足を運んでもらっている」と打ち明ける。

 負担を軽減するために、必要に応じて事件関係者の供述調書を証拠として採用し、要旨を法廷で明らかにする選択肢もあったはずだ。

 事件の内容からみると、検察側が死刑を求刑する可能性は高い。加藤被告が起訴内容を認めているため、弁護側にとってのほぼ唯一の武器は責任能力。公判前整理手続きで弁護側は、「完全責任能力を持っていたかは疑問」として、責任能力を争う姿勢を示した。

 しかし、初公判の弁護側の冒陳では、加藤被告の成育歴やインターネットに対する依存の様子が語られただけで、責任能力には一切言及しなかった。裁判長から冒陳終了後に「責任能力についてお触れにならなかったようですが、それで結構ですか」と指摘があったほどだ。弁護側は「戦術の一つ。冒陳で主張のすべてを明らかにする必要はない」としている。

 こうした冒陳のあり方にも疑問の声が上がる。安冨教授は「公判前整理手続きの結果、責任能力が争点として挙げられているのであれば、言及する必要がある。主張の概略を明らかにするのが冒陳。弁護側の姿勢は趣旨に反する」と指摘する。

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麻薬使用の歌手詩音に有罪判決=「思うように歌えず」と証言−横浜地裁(時事通信)

 麻薬のケタミンを使用したとして、麻薬取締法違反(使用)罪に問われた歌手詩音(本名朴有香)被告(26)の初公判が15日、横浜地裁で即日結審し、杉山正明裁判官は「反省し、更生の態度を示している」などとして、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)を言い渡した。
 詩音被告は起訴内容を認めた上で、「のどが悪くなり、自分が思うように歌えなくなって苦悩していた」と涙ながらに告白。昨年10月発売のアルバムが自己最高の7位となった際も「『これが最後だから、神様がそうしてくれたに違いない』と思い込み、自殺未遂を図るなど自暴自棄になっていた」と語った。
 詩音被告は事件を受け、所属事務所から解雇されたが、判決後、記者らに「もし待ってくれる人がいるのなら、また歌いたい」と涙を浮かべながら話した。 

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小沢氏、異例の市長選てこいれ 町田市長選候補者事務所を電撃訪問(産経新聞)

 民主党の小沢一郎幹事長は17日午前、21日投開票の東京都町田市長選に立候補している民主党推薦候補の選挙事務所を電撃訪問した。小沢氏が市長選の応援に入るのは異例。21日投開票の長崎県知事選など地方選で敗北を重ねれば、党内で小沢氏への責任論が噴出しかねないため、直接、てこ入れに乗り出したとみられる。

 小沢氏は午前11時20分すぎ、市内の事務所を訪れ、陣営の支持者ら約100人を前に「地方の政治でも中央の政治でも皆さんの力でつくりあげるのが根本だ」とあいさつし、支援を訴えた。その後、支持者らと笑顔で握手をかわしたり、記念撮影に応じた。

 小沢氏は政治資金収支報告書の虚偽記載をめぐる東京地検の不起訴処分を受けた後、夏の参院選をはじめ、選挙対策を本格化。党幹部によると小沢氏は14日に福岡県入りした後、15、16両日と極秘裏に京都、愛知県にも入り、参院選の候補者調整を行った。

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【論説委員「私の1冊」】岩崎慶市 ヨハン・ゲーテ『イタリア紀行』(産経新聞)

 誰にも胸につかえたままの本が一冊や二冊はあると思う。イタリアにはまって、公私を問わず何度か訪問していた数年前に読んだこの本の一部には今も引っかかっている。

 人妻に失恋したゲーテがドイツから馬車で旅立ったのは1786年秋である。強い憧(あこが)れを抱くローマ文化と陽光あふれる気候は、傷心を癒やすのにうってつけだったのだろう。

 アルプスを越えてイタリアに入った途端に気分は高揚、すでにベローナ周辺でのはしゃぎぶりは滑稽(こっけい)なほどだ。ではルネサンスの中心都市フィレンツェはどうかと読み進む。すると「ローマへ行こうという欲求があまりに強く」と、たった3時間で素通りしてしまったのである。

 ダ・ビンチやミケランジェロもさることながら、ボッティチェリの『ビーナスの誕生』が醸(かも)す病的ななまめかしさは、中世の暗い宗教画しか知らない当時の人々に衝撃を与えたはずである。ここはぜひともゲーテの感想を聞きたいところだったのに、素通りはあるまい。

 そこで想像してみた。ひょっとして彼はギリシャ・ローマ文化の復興であるルネサンスを、単なるコピーと見たのではないか。そしてもう一つ気付いたのは時間軸である。

 ゲーテの時代はルネサンスから2〜3世紀後だ。5世紀もかけて教会を建てるような欧州のこと、まだ歴史の中での存在感がなかったとの推論も成り立とう。

 とはいえ、これは素人の勝手な思い込みと自覚しているから、胸のつかえは取れない。まあ、謎解きは老後の楽しみにでも取っておこう。

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【日本人とこころ】岩崎弥太郎と志(上)常に広い世界を意識(産経新聞)

 喧噪(けんそう)のすき間を縫うように、東京には江戸から継がれる庭園が点在する。そのなかで、清澄庭園、六義(りくぎ)園、旧岩崎邸庭園の名園はいずれも明治初め、ひとりの男が手に入れた広大な土地が礎になっている。

 岩崎弥太郎−。幕末の志士にして、日本を近代化に導いた実業家。あるいは土佐の貧乏浪人の家から、一代にして巨万の富を得た成り上がり。弥太郎の生涯は、毀誉褒貶(きよほうへん)相半ばしている。

 弥太郎を語る前に、避けては通れない男がいる。弥太郎より1歳年少の坂本龍馬。いわずと知れた幕末のヒーローだ。作家、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を、いまさら取り上げるまでもないだろう。

 「龍馬は今、国民的英雄ですが、私たちの龍馬像は司馬遼太郎の小説で作られました。龍馬をすばらしい人物として描くには、引き立て役が必要。そこで、後に大金持ちとして成功した同郷の弥太郎が選ばれた。史実にヒントを得たフィクション(架空)です」

 2人の関係を語るのは、長年、三菱や岩崎家の歴史を研究してきた三菱史アナリスト、成田誠一さん(68)だ。司馬作品や放送中のNHK大河ドラマ「龍馬伝」で脚光を浴びている龍馬の影として、弥太郎は人々に知られるようになった。「それまで、『三菱を作った人』程度のイメージしかありませんでしたが、小説やドラマをきっかけに、弥太郎に興味を持っていただきたい」

                   ◇

 弥太郎は天保5(1835)年、土佐国井ノ口村(高知県安芸市)で、貧しい地下(じげ)浪人の家に生まれた。地下浪人とは、生活苦から没落した武士。若き弥太郎が土佐で貧しい暮らしを余儀なくされていたころ、日本は岐路に立っていた。

 嘉永6(1853)年、黒船来航。米提督ペリーは幕府に開国を迫り、情勢は混迷していた。そうした時代に呼応し、弥太郎は江戸に惹(ひ)かれていく。土佐随一の儒教学者、岡本寧浦(ねいほ)について学んでいた弥太郎は、江戸遊学のチャンスを掴む。ペリーが2度目の来日を果たし、ついに日米和親条約が結ばれた安政元(1854)年のことだった。

 〈吾れ志を得ずんば、再びこの山に上らず〉

 江戸へ旅立つ前、弥太郎は太平洋を望む裏山に登り、神社の門扉にその決意を墨書したという(「岩崎彌太郎傳」)。

 金も名もない弥太郎だが、志だけは高かった。だが、夢にまで見た江戸遊学は、実家のトラブルから中断される。郷里に戻った弥太郎が再び、土佐から飛び出て頭角を現すのは、慶応3(1867)年まで待たなければならない。弥太郎は三十路を二つ超えていた。

                   ◇

 藩に登用された弥太郎が赴いたのは、外国人貿易商が集まる先進都市、長崎。土佐藩の商務組織「開成館長崎商会」の主任に命じられる。そこに登場するのが長崎で活躍していた龍馬だった。脱藩した龍馬が罪を許され、立ち上げた貿易結社は土佐藩所管の「海援隊」となった。弥太郎は海援隊の世話も任されたことで、龍馬と運命的な出会いを果たす。

 〈午後坂本良(龍)馬来置酒〉(「岩崎彌太郎日記」)

 弥太郎の日記によると、6月3日に龍馬が来たとある。晴天。自身の素志を伝えたところ、龍馬は手をたたいて「善(よ)し」と称えたという。また、大政奉還で活躍することになる龍馬の上洛を長崎で見送った弥太郎は、6月9日にこう記している。

 〈余不覚流涙数行〉

 思わず泣いてしまったというところか。2人には不仲説もあるが、成田さんは「2人の活動は違ったが、常に広い世界を意識していた点では共通していた」とみる。

 弥太郎も転換を迎える。明治2(1869)年、長崎から開成館大阪出張所へ異動するものの、明治政府は藩営事業を禁止しようとしていた。土佐藩はその前に土佐人による私商社を立ち上げ、海運事業を引き継ごうと試みる。それが、「九十九(つくも)商会」。6(1873)年には、経済官僚だった手腕を買われた弥太郎が社主となり、「三菱商会」と改称する。

 弥太郎38歳。没するまでの12年間、怒濤のように駆け抜けるが、この時が後に強大な富を得る三菱財閥への船出だった。(猪谷千香)

                   ◇

【プロフィル】岩崎弥太郎

 いわさき・やたろう 天保5(1835)年、土佐(現・高知県)生まれ。一代で三菱を築いた実業家。土佐藩の藩営事業を手がけた後、明治3(1870)年に九十九商会を創設、海運事業などを成功させる。18(1885)年、反三菱勢力との熾烈な競争の中、病いに倒れた。享年50。

                   ◇

 ■GHQが接収 激動の戦後史の“証人”岩崎家本邸

 東京・茅町に置かれた岩崎家本邸。現在は、「旧岩崎邸庭園」として公開され、親しまれている。岩崎家と同じく、この本邸もまた、歴史の奔流に数奇な運命をたどった。

 明治11(1878)年、弥太郎は旧舞鶴藩主の屋敷地を買い取り、周囲の土地も入手して1万坪にまで広げ、和風邸宅を建てた。最期を迎えたのも、本邸だった。弥太郎の没後、息子の久弥が自らの屋敷を建てる。そのひとつが、明治政府に招聘(しょうへい)され、鹿鳴館を手がけたことで知られる英建築家、ジョサイア・コンドルによる洋館。29(1896)年に建築、17世紀初頭のジャコビアン様式を基調とした、優美な邸宅として日本建築史に名を残している。

 この洋館は岩崎家のゲストハウスとして用いられ、関東大震災や第二次世界大戦の戦火にも耐えたが、終戦となってGHQ(連合国最高司令官総司令部)に接収される。そして、新たな家主となったのが、占領中の日本に色濃く影を落としたGHQの諜報機関、いわゆる「キャノン機関」だった。

 彼らは庭で大切に育てられていた樹木を銃の的に使い、和紙と金属箔で見事な細工が施された金唐紙の壁をペンキで塗りこめたという。厨房(ちゅうぼう)やボイラー室などがあった地下。「ここでキャノン機関が何をしていたのか、何人が亡くなったのかわかりません」と都立旧岩崎邸庭園サービスセンター長、松井修一さん(58)は話す。コストなどの理由から、地下は公開されていないが、激動の戦後史の“証人”でもある。

 その後、洋館は修復され、重要文化財に指定された。西に富士山を遠望できたという台地の上に、今も静かなたたずまいを見せている。

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「つぶやきは秘書のやったことです」 81歳「ハマコー」ツイッター大人気(J-CASTニュース)

 元衆院議員の「ハマコー」こと浜田幸一氏のツイッターが人気だ。テレビそのままの自由奔放なつぶやきが受けているようで、フォロワー数は始めて約2週間で4万を突破。また、浜田氏はiPhoneを購入するとも宣言しており、高齢にも関わらず新しいテクノロジーに興味津々のようだ。

 浜田氏は1928年生まれの81歳。「国会の暴れん坊」の異名を持つ元自民党衆院議員で、竹下内閣では予算委員長を務めていた。93年に政界を引退した後は政治評論家として活動し、「たけしのTVタックル」(テレビ朝日系)などのバラエティ番組に頻繁に出演している。

■各界の著名人とやりとりも始める

 その浜田氏が2010年1月25日、突如ツイッターを始めた。アカウントは「555hamako」で、第一声は

  「ハマコーこと浜田幸一本人です! Twitterはじめました! よろしくお願い致します」

と元気一杯。「ハマコー」がツイッターを始めたということはすぐネット上で話題になり、2月9日現在までに4万2000人にフォローされている。

 つぶやきは、自身が出演したテレビ番組の告知や、健康診断の結果など、そのとき思ったことを気ままに投稿している感じで、これまでの投稿数は約100。最近は各界の著名人とやりとりも始めており、堀江貴文さんに挨拶したり、ソフトバンクの孫正義社長にiPhoneについて質問したりしている。

 浜田氏のつぶやきで人気なのが、いかにも「ハマコー節」といった自由奔放な投稿だ。2月7日月曜日、

  「みなさまおはよう御座います。ハマコーです! この土、日につぶやいたのは秘書であります。秘書のやったことです」

とつぶやいたところ、他のユーザーに大受け。「ハマコーさん、センス有り過ぎ」「え、なにこれw鳩山と小沢を皮肉ってんの?」といった反応が見られた。

■本人が口頭で指示し、知人が投稿している

 最初のつぶやきの中にあったように、当初は本人かどうか疑わしいという指摘もあった。浜田氏の事務所スタッフによると、本人がやっているのは間違いないが、浜田氏自身は携帯電話を使うのが精一杯のため、実際の投稿は知人に口頭で指示して行っているという。

  「元々元気だったのですが、最近は更に生き生きとしていますね。色んな人とやりとりできるのが嬉しいようです。若い人しか知らないようなことも知っているので、これもツイッターの影響でしょうか」

と話す。また、9日のつぶやきで浜田氏がiPhone購入を宣言。10日にもソフトバンクショップに行くと言っていることに関しては、

  「iPhoneが欲しいようですが、本人は使い方がわかりません。演歌をダウンロードしてくれと言われたらどうしようかと思っています」

と話している。


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日ごろの感謝を込め淡路島で「針供養」(産経新聞)

 裁縫や縫製などで使い古した針に感謝する「針供養」が8日、兵庫県洲本市本町(淡路島)の厳島神社で営まれ、服飾メーカーの社員や主婦らが参拝した。

 針への感謝、針を使う人の技芸上達や商売繁盛、1年の健康なども祈願しようと営まれた。

 拝殿の2カ所に縦12センチ、横28・5センチ、高さ6・5センチのコンニャクがお針立てとして置かれ、朝から参拝者が次々と針を持ち寄った。

 正午からの供養では、浦上雅史宮司が祝詞をささげた後、参拝者が五色の糸を付けた針を1本ずつ手にしてコンニャクに刺した。最後に浦上宮司は「立派な仕事をしていただけるようお祈りします」とあいさつし、参拝者の邪気を払うため、ぜんざいを振る舞った。

 この日参拝した南あわじ市の和裁業、木曽弘美さん(51)は「日ごろの感謝の気持ちを込めて針を30本ほど持参しました」と話していた。

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法科大学院の合格者ゼロ 姫路獨協大、募集停止を検討(産経新聞)

 姫路獨協大(兵庫県姫路市)法科大学院が1月に実施した平成22年度入試で、合格者がいなかったことが9日、分かった。

 同大によると、入試は1月末に行われ、20人を募集。3人が受験したが、合格基準に達した人がいなかった。23年度以降の募集停止についても「経営サイドと文部科学省と協議のうえ検討する」としている。

 姫路獨協大の法科大学院は16年に開設され、新司法試験の合格者は過去4回で3人と全74校中、最少。

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